現在借金をしていなくても、過去、金利20%以上の借金を完済したことがある人は、払い過ぎた借金をさかのぼって取戻せることがあります。
裁判実務では、完済した日から10年間は、過払い金を取り戻せることになっています。
(専門的な根拠はこちら 債務整理の理論)
しかも、過払金には5%の利息がつきます。
例えば、完済してから、7年がたっている場合は、7年×5%で、35%もの利息が増えた上で過払金が返ってきます。
例えば、100万円の過払いが発生していた場合は、135万円にもなって返ってくるということです。
この場合は、弁護士や司法書士に報酬(概ね20%)を支払っても、おつりが来ることになります。
しかし、利息がつくからといって、いつまでも過払い金を取り戻さないのは別の危険が生じます。
なぜなら、サラ金業者は貸出規制の強化や、過払金の返金が重みとなって、どんどん倒産しているからです。
サラ金業者が倒産すると、過払金も取戻せません。
そのため、過去にサラ金業者と取引をし、完済している人も、早めに弁護士・司法書士に相談をしに行った方がよいでしょう。
借金相談の専門家に過払い金の取戻しをすれば、前金を一切払わないでもお金が戻ってくることもありますので、良い専門家を探せば、全く何もしないでお金が返ってくることもないわけではありません。
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