複数の業者に借入をしていると、借金地獄ともいうべき、暴力的で、過酷な取立をされることがしばしばあります。
ここでは、それら借金地獄の事例を挙げてみます。
借金地獄1 (株と借金)
株取引では、自分が持っていない株の何倍もの量を取引できます(いわゆる信用取引)。
しかし、その担保として、「証拠金」というお金が必要になるのですが、株に大きな評価損が出てくると、「追加証拠金」を要求されます。
この「追加証拠金」を入れないまま、どんどん評価損が積もると、いままで預けていた証拠金が、全額没収になります。
そのため、損失が確定するのを恐れるがあまり、どんどん「追加証拠金」を入れていき、ついには借金をしてまで用意するようになります。
この段階になると、仕事中でも株価の情報を見続け、ついには会社から勤務態度の問題を指摘され、仕事を失うこともあります。
残ったのは、借金だけです。
信用取引をしていたために、株や外貨といった現物すら手元に無い状態となってしまいました。
借金地獄2 (ドメスティックバイオレンスと借金)
K美さんは結婚前から借金をしていましたが、結婚後も借金をしていることをダンナに打ち明けられずにいました。
しかし、子供が生まれた際、出費がかさなったときに、ダンナの給料を自分の借金返済に充てていたことが発覚し、動けなくなるほど殴られてしまいました。
その後、ダンナから、「今後、借金を絶対にするんじゃないぞ」っときつくいわれたのですが、子供が高校に上がる際に、入学金が用立てできなくなり、ついダンナに内緒でサラ金から借り入れをしてしまいました。
しかも、不景気のあおりもあって、K美さんは仕事を解雇され、再びダンナの給料の一部を使用しないと、返済不能となってしまいました。
K美さんは以前に借金が発覚した時のダンナの暴力が怖くて、再び借金をしてしまったことをうちあけられず、その後、借金はドンドンふくらんでいき、K美さんは精神的なプレッシャーからうつ状態になり、体調を崩してしまいました。
借金地獄3 (持病)
子供のころから重い皮膚病で、成人してからも皮膚病による外見を理由に、のきなみ営業の仕事は採用されず、失業状態が続いた時期があった。
その時期に、生活費のために借入をし、以後、10年超にもわたって借金返済のためだけに仕事をするようになった。
借金地獄4 (監禁)
借金の返済が滞った際に、取立てに来たサラ金屋の怖い兄ちゃんに事務所に連れていかれ、手を縛られて監禁された。
監禁状態にあいながら、サラ金屋からは「家族に電話をして支払いに来させろ!」っと命じられ、携帯電話で弟を呼び出した。
呼び出された弟は、怖いお兄ちゃん2人に腕をつかまれ、そのまま消費者金融のATMをはしごして、無理やり返済させられてしまった。
借金地獄5 (自殺を決意する瞬間)
30代のころ、離婚と失業をきっかけにサラ金から借金をしたところ、毎月の利息支払いで精いっぱいで、いつまでたっても借金完済のめどは立たなかった。
やがて、長く苦しい借金生活を続けているうちに50代半ばになり、年金の全てを返済に充てても元金が一切減らないような危機的状態となった。
そのころ、自分の住んでいるアパートの友人が、借金を苦にして首をつって死んだことを知った。
「自分もこのまま借金を残して子供たちに背負わせるぐらいなら、死んでしまった方が子供たちのためになるのかな。生きていても何もいいことはないし、死ぬことなんてちっとも怖くなくなってきた」
っと考えるようになっていった。
また、
「入水自殺だと死体があがらなくて、捜索費用が子供たちの負担になるかもしれない。電車に飛び込むのも賠償金の問題が発生するのかな。ガス自殺も、火がついたら周囲の部屋の人に迷惑がかかるかもしれない。」
などと、死に方まで考えるようになってきた。
このように借金地獄に追い込まれる前に、無料の借金相談をしてくれる専門家のもとへいくべきでしょう。
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